MSCベリッシマに乗船
(2024.12.30〜2025.1.3)して
思ったことなどをダラダラと記述しています
MSCベリッシマに乗船(2024.12.30〜2025.1.3)して思ったことなどだらだらと述べてみたいと思います。良いこともあればあれっと思ったことなどもあります。
屋上にウォータースライダーなどもあるので夏場に子供と一緒に来れれば楽しいでしょうね。
MSCベリッシマへの乗船は初めてですが、クルーズは今回で2回目でした。
2回目とはいえ前回は新型コロナの流行が始まる前年のことでほとんど忘れているし、船が異なると手順も違うので、YouTubeなどでいろいろ情報収集しました。
はっきり言ってYouTubeなどの情報で参考になったことはドレスコード(フォーマルといってもあくまで「おすすめのドレスコード」なので
短パンとか草履履きでなければOK。わざわざスーツを用意する必要なし。)とビュッフェでの飲み物のことくらいで、YouTube動画の大半がベリッシマの食事は
美味しいと言いながら食べるところばかりの映像で飽き飽きしました。なお、ベリッシマの食事に関しては後述します。
「言葉」について
外国語音痴の私向けの日本語にやさしい外国船でした。これは大事なことです。日本人スタッフが多いし、レストランのメニューも日本語でも表示されているので安心です。
また、外国人スタッフでも簡単な日本語は理解してくれます。前回のクルーズでは乗客の90%以上が日本人だったのに日本語はまるで通じませんでした。そのため、
前回のクルーズでは、いくら外国船でも乗客のほとんどが日本人なら多少は配慮してくれてもいいのにと思ったほどです。
「ウェイター」について
食事会場のウェイターは、個人差もあると思いますが注文を結構間違えます。注文した人や注文した品を忘れます。レストランで数回食事しましたが、ほぼすべての回で何がしかの間違いが発生しました。
まあ、料金にコミコミの食事場所だったからかもしれませんが。
「食事」について
食事のときに隣り合わせた人の言うことには、昨年もこのベリッシマに乗ったが、今年の食事は美味しくなかった、とのこと。私もそう思っていました。というのは、
前年に作成されたYouTubeの動画では、ベリッシマの食事のおいしさを強調していたので多少期待していたのですが、ディナー会場で食事を食べてみてあれっと思ったからです。
不味いわけではないですが、これを美味しいと強調するのは少し盛りすぎの気がしたのです。自分の感想が間違いではなかったことがわかってある意味納得しました。
その方がさらに言うことには、食事の改悪はジャパネットが売り始めたのが原因ではないかと。それはなんとなく分かる気がします。要するに、ジャパネットのように
質を下げても客は来るとMSCが学習したということです。ジャパネットでいけるなら一般のクルーズでもいけると。
でもベリッシマの食事が不味いわけではありません。要するに食事に過度な期待ををしてはいけないということです。
クルーズの醍醐味は日常を忘れてのんびりできるということにあるのですから。
朝食、昼食会場
夕食は会場も時間も席も決まっていますが、朝食・昼食会場は船内情報誌を見ればビュッフェとライトハウスとなっているので、どちらかで自由に食事することになります。
乗船時にビュッフェで食事が提供されていてその流れなのか、朝食も昼食もビュッフェで必要な料理を取ってきて各所にあるテーブルや各自の部屋で食べる人が
多いようです。でも、ライトハウスという会場でサービス付き(メニューから選んでウェイターに注文)で食べることができます。
朝や昼は気兼ねせずに食べたいと思うならビュッフェでどうぞ。
飲み物(アルコール、ソフトドリンク)
飲み物は基本的に有料です。そのため、YouTubeなどではドリンクパッケージの購入をすすめるものが多いです。でも、ドリンクパッケージは単価×人数分×乗船日数と
なっていて、アルコールは対象外のソフトドリンクだけのパッケージでも相当な額になるので結局購入しませんでした。必要なら単品で注文した方が
はるかにお得だと思ったからですが、アルコールをガンガンやりたい方ならその選択もあるのかも。
すべての飲み物が有料というわけではありません。ビュッフェでは無料の飲み物(水、お湯、コーヒー、お茶・紅茶パック)があります。また、朝食時はビュッフェで
ソフトドリンクも無料で提供されます。ライトハウスでも朝食時にはコーヒーやジュース(オレンジ・グレープフルーツ)が無料で提供されます。私達はライトハウスでの昼食、
ディナー会場での夕食については飲み物を注文することはありませんでした。ちなみに水を注文すると大きな水のボトルがどーんと、コーラやジンジャーを注文するとそれぞれの缶が
やってきます。まあ、価格は別として良心的ではあります。
朝食の和定食(朝食会場:ライトハウス)
醤油が欲しかった(温泉卵、大根おろしじゃこ、豆腐)。「マイ醤油」が必要だと思ったのですが、別の日に醤油を持って回るウェイターを見かけたので、
ウェイターに醤油をリクエストすればよかったということです。
サバ定食を注文したのですが、そのサイズにはっ?と思った。長い方が5cmの薄い3枚おろし、ついでに明太子2センチ(子供の小指の第一関節くらい)。外国ではこれが一般的なのだろうか?
台湾での携帯使用
台湾の基隆(きーるん)に着岸してYmobileが繋がった。LINEは送れなかったが電話は使えた。部屋の中で嫁さんに電話してみたが、これって国際電話になるのかな?怖いからそれ以降は使わなかった。
帰ってからぐぐってみると、Ymobileはそのまま海外でも使えるけど、それなりの定額契約をしていないと高額請求になるらしい。いい判断だった。
果たして、電話1本でいくらの請求が来るのか心配だ。(追加:通話料は290円でした。10秒も通話しなかったのに。請求明細をみると
「世界対応携帯(音声)(日本国内事業者宛)」となっていました。)
台湾
船内でも寄港地(沖縄、石垣島、宮古島、台湾(基隆))でもいたるところで聞こえてくる中国語。沖縄と台湾の間をピストン運航して日本人と台湾人を半々乗せてる
ベリッシマだから当たり前。台湾でツアーのガイドさんが言うことには、日本→台湾への観光客より台湾→日本の観光客が何倍も多いとのこと。もっと日本からも来てほしいと。
台湾は日本が占領していた時期がありますが、どこかの国のような歪んだ被害意識がないので安心感があります。
ツアーの中で台北の故宮博物院も訪れました。ここは確かに素晴らしいと思いました。事前に何が展示されているのか調べもせずにガイドに案内されるまま触り程度に
2時間弱見ただけだったのですが、ここを見るためだけにもう一度台湾に来たいと思ったほどです。
クリーニング
ベリッシマにはコインランドリーはありません。クリーニングに出すことはできるようです。でも、洗いたいのは下着くらいなので
自分で洗いたい。寄港地で観光するよりコインランドリーを探したい気持ちになりました。以前乗船した船にはコインランドリーが設置されていて便利でしたので残念な気持ちです。
シャワートイレユニット
私達の部屋にはトイレ、洗面台、シャワーがセットになったシャワートイレユニットが設置されていました。シャワー室はアクリルドアがあって
おしゃれな感じなのですが、身長170cm程度の私でも体を洗うには少し狭い感じでした。アクリルドアは磁石式の外開き
ドアで、中から軽く押しただけで開いてしまうのでシャワー中に体がドアに当たらないよう気配りが必要でした。シャワーの水圧は弱いです。
シャワー室に物干し用のコードが設置されていて少しなら干せます。ユニット内の換気が結構強いので十分乾きます。
トイレは暖房便座もウォシュレットもないただの洋式便座でした。部屋全体が温かいので冬でも暖房便座は必要ありませんが、ウォシュレットに慣れている
日本人にはちょっとつらい。
夕食時間
夕食(ディナー)は部屋ごとに会場と時間とテーブル番号が決められています。クルーズカードに刻印されており乗船する前から決まっているのです。会場やテーブル番号は
どうでもいいのですが、時間は17:00、19:30、21:30の3つのうちの一つが割り当てられています。そのことはYouTubeなどからの情報で知っていたので、最後の
グループになったら嫌だなと思っていましたが、案の定、私達は最後のグループでした。
会場に入れるのは21時30分からですが、その後ウェイターが順にオーダーを取って回りますから、注文して食べるころには22時を過ぎてしまいます。前菜から順に運ばれて
くるので食事が終わる頃には23時頃になります。そんな思いで嫌々ながら会場に行ったら、今度は後から席についたグループの注文を先に取り始めたのでさらに嫌気が差して
さっさと席を立ちました。
私としては夕食時間が遅いなら、わざわざレストランで食べなくてもビュッフェでいいと思っていましたが、嫁さんはどうしても納得できなかったようで会場の担当に相談した
ところ、翌日から早い時間で対応してくれることになりました。一方的に会場と時間が決定されてそれが乗船している間ずっと変わらないというのは
どうかと思います。公平のためにせめて時間くらいは順に変えるようにならないものでしょうか。下船後に送られてくるアンケートにもそう書きましたが、私以外にも
同じ意見の人は大勢いると思います。
クルーズカード
部屋のノブに無造作にクルーズカードが吊ってあるのに驚きました。乗船前の手続きでクルーズカードの交付があると思っていましたが、
聞いてみるとドアにぶら下げてあるというのです。確かに部屋のドアノブにぶら下げてありましたが、おおらかと言うか、お客さんは善人しか乗船していないと思っているようです。
乗船している人なら誰でもそれを入手できる状態にあるのです。台湾と沖縄で乗客が約半数入れ替わりますが、その都度、そんなことが繰り返されているのです。
クルーズカードで船内の有料サービスを受けて精算するシステムになっていることを考えるとそれでいいのかと思ってしまいます。それより、それを使って先に誰かが中に入ること
だってできるのです。
避難訓練
乗船者全員に避難訓練が義務付けられています。部屋のモニターに表示される動画を観てから、指定された階の乗客が決められた避難場所に行って
確認を受ける手はずです。しかし、モニターに避難訓練らしきものは何も表示されませんでした。また、その動画は何回も再生できると放送されていましたが、それらしい
表示はありますが、そこを選択する方法が分からないので結局観ることはできませんでした。
各部屋ごとの避難場所をクルーズカードに書いてあるとのことでしたが、「避難場所」とは書いていません。小さな英語で「Assembly Station」と書いてあって、その上に
アルファベットの1文字がぽつんとあるだけです。それがどの階のどこなのかは入口ドアの部屋側に貼ってある見辛い説明図で確認するしかないのです。もしかすると、
訓練動画にはその説明があったのかも知れませんが。
クレジットの紐付け
通常の場合、クルーズカードにクレジットカードを紐付けします。紐付けしない場合、下船のとき現金精算する必要があるので面倒になるためです。登録装置に私のクルーズカード
をかざすと嫁さんの顔が表示されたので、クルーズカードの登録が逆になっていると思ってインフォメーションに行きました。でも、それは同行者の確認画面であるとのこと。
これをインフォメーションで確認してよかったことは、複数のクルーズカードを一人のクルーズカードに紐付けすることができると教えてくれたことです。
通常、同行者がいる場合、各クルーズカードで決済するためには、各クルーズカードを本人のクレジットカードに紐付けする必要がありますが、事前にインフォメーションで同行者の
クルーズカードを代表のクルーズカードに紐付けしておけば、代表のクルーズカードをクレジットカードに紐付けするだけでよくなります。それぞれのクルーズカードで
決済して、代表のクレジットカードで精算できるのです。これから夫婦などペアで参加する人は登録装置でクルーズカードとクレジットカードを紐付けする
前にインフォメーションで、代表のクルーズカードに他の人のクルーズカードを紐付けしておくことをおすすめします。
また、クルーズカードをクレジットに紐付けするとき、$250と表示されるのが気持ち悪い。支払いなのかと思ってびびってしまいますが、どうやら限度額か何かの表示のようです。
下船のときに精算額を確認しましたが、チップ等のサービス料や税金以外それらしい請求はありませんでした。(有料サービスを利用しなかったので)
「MSC for me」スマホアプリ
このアプリはGooglePlay等にもあるので乗船前にインストールできるのですが、事前にインストールしたアプリを乗船後に開くと船内でのインターネット接続契約をしてるものと
解釈されてインターネット接続の確認コードの入力を求めらます。船内のインターネット接続サービスを利用しないのであれば、乗船後に部屋のモニターに
表示される2次元バーコードからインストールする方がいいと思います。事前にインストールしていても一旦削除してインストールすればいいだけですけど。
まとめ
だらだらと記述しましたが、悪口を言いたいのではありません。比較的安価なクルーズを提供してくれているベリッシマには感謝していますし、機会があればまた乗船したいと
思っています。私たちの目的は非日常感を味わうことですから、その目的は十分達成されています。欲を言って料理の美味しさを求めるのであれば、日本丸等のそれなりの
船に乗ることです。いい方はよくないと思いますが、回転寿司に品質を求めてはいけません。
連絡先:renraku@bellissima.inblank.net